心の鍛え方
私が料理の世界に足を踏み込んだときは、
絵に描いたような厳しい世界でした。
今ではインターネットの力で、技術や知識が調べるとすぐわかる時代ですが
ひと昔前は言わば料理長の頭の中がスマホ見たいなもので、
その情報を引き出すのに10年かかる時代でした。
この10年は毎日朝から晩まで怒鳴られ、時には殴られての毎日です。
当然ストレスは溜まる、心は折れる、で最初は何度も逃げ出す事を考えましたね。
「手痛く怒られた時程、胸を張って大きな声で返事をする」
これが出来るようになるまで5年かかりましたが、
気がついた時には理不尽な事で怒鳴られても受け流し、
ストレスもさほどなくなりました。
今回は若い板前達が同じ境遇にいたならば、
心を強くする方法をあくまで自己流の
体験からですが紹介したいと思います。
①心の鍛え方
昔から日本には心技体という言葉があります。
私がやっていた事をまとめると心技体という言葉がぴったりだと思います。
心
リフレッシュです。
当時の私はストレスが溜まった時は
部屋の掃除や模様替えをよくやりました。
ちょっと散らかっているところを整理整頓する事で
落ち着く心が持てます。
技
暗示です。
心を強くするにはポジティブにならなければならないです。
そこで毎日寝る前に自分が治したいことや、
出来ないことを思い浮かべて出来る自分を想像し
出来る出来ると寝る前に自分に言い聞かせたり、
頑張ってる自分を褒めたりします。
そうする事で普段からポジティブな考え方を出来る
技が身につきます。
体
活性化と自信をつけます。
空いた時間にストレッチをする事で体が活性化します。
寝る前などに腹筋や腕立てをして
体を鍛える事で自信がつきます。
この3つで私は前向きに物事を考えれる様になり、
嫌なことを受け流せる様になりました。
心は鍛えれるのです!
②ストレス解消法
ストレスを解消するには色々な方法があると思いますが、
私のストレス解消法を紹介したいと思います。
仕事上お品書きを書くことが多いです。
お品書きは筆ペンで書いているのですが、
私のストレス解消はこの筆ペンで行います。
ストレスは頭の中にモヤモヤがあるので、
一旦それを一時的にですが忘れることで頭の中が少しスッキリします。
私にとっての筆ペンの文字は一文字づつが1つの絵の様なもので、
こってり商品は力強くとか、
海老は跳ねている様に書くとか、
文字を集中して書く事で悩み事を少しの間忘れることができます。
そうすると少しスッキリして新しいアイデアが浮かんだり、
冷静に問題ごとと向き合う事ができます。
細かい作業で何かに集中するのも1つの手かもしれませんね!
私の体験が何かのヒントになれば幸いです。